エーリッヒ・フロムの愛するということ。
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2巡目です。
印象に残った文章や内容について綴っています。
愛と口実
はじめにの中盤で書いてあった印象に残った文章を。
その仕事が困難だからといって、それを口実に、その仕事の困難さや、それを口実に、その仕事を達成するのに何が必要かを知ろうとする努力を放棄してはならない。
別に、好きでもやりたくもないことから逃げるのは賛成だが、本当は好きなのに、本当はやりたいのにそれが「困難=難しい」という理由をつけて、そこから逃げ回っている人がわたしは嫌いだ。
もちろん、私自身、そういう時もある。
だから、そんな時のわたしは自分が嫌い。
世の中にはそういう人が多くって、悲しい気持ちにすらなる。
だからこそ、ちゃんと本音に向き合ってそのために何が必要かを知り努力する人をわたしは愛したい。
そして、口実。
口実とはとても便利なもので、多くの人が“無意識”に、口実を口実との気づかずに、あたかもそれが真実で、事実かのように信じ込み、口にする。
かくいうわたしも、自分の欲望と愛がよくわからなくなり、愛を口実に欲望を満たそうとしたり、欲望を口実に、愛を恐れていることが、よく、ある。
そう、今、わたしは愛するということ。
一生かけて学びたい、成長させたい、体現したい…
そう思っている「愛するということ」を「困難だから」「どうせわたしにはできっこない」などの口実をもってして、その仕事を達成することに何が必要かを知ろうとする努力を放棄しようとしている…笑