近藤さんです。
今回は、2021年1月27日(水)19時〜放送の世界のなんだコレ!?ミステリーより気になる事件の真相を調査していきたいと思います。
《番組内容》
▽「無人の火災現場から謎の叫び声!」「モノが散乱&勝手に動く!何者かが潜む家!?」「ラーメン店に7年続く、少女からの奇妙な電話」「ガレージに止まっていた見覚えのない車」など、世界で起きた不思議な事件をご紹介!きっとあなたの予想を覆す…まさかの結末が待っている!さらに、あるイケメン俳優を襲った謎の現象!まるで何者かに体が乗っ取られたかのように…本人はそうしたくないのに“眠りに落ちてしまう”!それは「舞台の稽古中」「大事なオーディション中」、中でも恐怖なのは「自転車に乗っている時」にも、襲いかかってくる。彼を苦しめてきたこの現象は、一体何なのか!?
▽2003年アメリカ、一家5人が自宅で殺害されるという忌まわしき事件が起きた。犯人と思われる人物はすぐに特定できたのだが、その男には警察をも悩ます「謎のアリバイ」が存在。疑惑の人物は一体どうやって犯行に及んだのか…。警察による執念の大捜査が幕を開けた。そして、ようやく辿り着いたわずか「2cmの痕跡」が、真犯人を追い詰める!当時、捜査員として陣頭指揮をとった、元警察官への取材をもとに、鉄壁のアリバイを崩す執念の大捜査、その全貌に迫っていく!
▽今回の「開かずの金庫」は、江戸時代から続く名家の“邸宅跡”から発見された代物。開かずの扉の先には、一体何が…?
引用元:https://www.fujitv.co.jp/sekainonandakore/
この中でも、2003年アメリカで起きた、一家5人が殺害され、犯人だと思われる人物も特定されたにも関わらず、謎のアリバイで捜査が難航したという話・・・。
そもそも、犯人は誰で、謎のアリバイはなんなのか。
気になったので調査してみました。
※ネタバレになりますので、ご注意ください。
目次
2003年アメリカ・ハーパー一家5人殺害事件の犯人は誰?【世界のなんだコレ!?ミステリー】
2003年7月6日、アメリカのカルフォルニア州、ベイカーズフィールドという街で事件は起こります。
この日は日曜日で、ハーパー一家は教会のミサに参加していました。
母のジョニー・ハーパー。
幼い3人の子ども達。
そして、祖母のアーネストの5人です。
そこには友人であるケルシー・スパンの参加していて、夜のミサにも参加するということを聞き、そのままそれぞれ自宅に帰宅し、解散しました。
しかし、その夜、ケルシーがミサに参加するため夜の教会に訪れると、ハーパー一家の姿がありません。
事前に参加することを聞いていたケルシーは気になって、ハーパー家に電話をします。
しかし、電話は繋がりません。
おかしいな?と感じたケルシーはミサの翌々日の8日に、ハーパー一家を尋ねると、ノックをしても応答がりませんでした。
家の裏に周り、1箇所だけ鍵が空いている所を見つけて家の中に入ると、ハーパー一家の5人ともの変わり果てた姿があったのです・・・・。
2003年アメリカ・ハーパー一家5人殺害事件の犯人(容疑者)は別居中の夫ビンセント・ブラザーズ
警察の調べでは、家の中は荒らされていたが
・金目のものが奪われていなかったこと。
・玄関などが壊されていなかったこと。
そして、
・現場で見つかったゴム手袋の鑑定結果が夫のものであること
から、別居中の夫(父親)ビンセント・ブラザーズが犯人なのではないかとなりました。
ビンセントは、学校の教頭をするくらいの社会的地位があ理ましたが、家庭内では暴力をふるい、さらには、同じ学校内の事務員と不倫関係にあるなど、容疑者としては充分な人物でした。
2003年アメリカ・ハーパー一家5人殺害事件のアリバイの謎【世界のなんだコレ!?ミステリー】
出典:https://pixabay.com/
警察の調べによると、殺害時刻は7月6日の16時頃とされていました。
その情報を元に、容疑者である夫のビンセントを捜索。
しかし、ビンセントがいたのは、現場から4000kmも離れているノースカロライナ州に夏休みという事で実家に訪れていたのです。
警察が事情聴取をすると
・ビンセントは事件のあった数日前7月2日から夏休みをとっていた
・2日から8日までは兄の家にいた
と言い、さらには
・事件があった6日に兄の家の近くの店で買い物をしたレシートがあった
事から、容疑者であるビンセントにはアリバイがあり、警察も当て上げ状態になりました。
犯人ビンセントの殺害動機
しかし、警察は諦めず捜査を続けました。
まず警察は、ビンセントと不倫関係にあった女性に接触します。
そこで
・ビンセントが離婚をしたがっていた
・離婚した後の養育費を払うのを嫌がっていた
という証言をとることができ、ビンセントの殺害動機を明らかにしました。
防犯カメラからアリバイ崩し
さらには、6日の買い物をした人物が、ビンセントではなく、兄だったことが判明しました。
ビンセントの兄に話を聞くと、ビンセントにクレジットカードを渡されて
「6日でこのカードで買い物をするように」
と頼まれていたというのです。
そして、その姿が、店の防犯カメラに写っていました。
さらに事情を聴くと、ビンセントは事件のあった前後、7月4日の夜から7日の夜10時頃までの間、姿を消していたことがわかりました。
ここで、確実に買い物がアリバイ工作である事が判明。
さらには、事件があった当日のアリバイが証明されなくなったのです!!
決定的な証拠がないままの逮捕
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その後、警察は、ビンセントが夏休みに過ごしたオハイオ州から、一家の住んでいたカルフォルニア州まで移動したという証拠を探しました。
ありとあらゆる交通機関を探しましたが、ビンセントが乗ったという形跡がなく、捜査はさらに難航しました。
しかし、警察はレンタカーに目をつけ、オハイオ州にあるレンタカー店でビンセントがレンタカーをレンタルをしたという事実を見つけました。
それを証拠に警察はビンセントをやっとの思いで逮捕します。
しかし!!
ビンセントはそれでも容疑を認めず、ビンセントがその車で確実にカルフォルニア州に向かったという証拠が掴めぬままでいました。
アリバイの謎は「虫」!!ネタバレ【世界のなんだコレ!?ミステリー】
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容疑を認めないビンセントに頭を悩ませた警察は、ビンセントが使用したというレンタカーに目をつけました。
この車に必ず何か、カルフォルニア州に言った証拠があるはず!!
と徹底的に調べました。
そこで、エンジンルームに虫が付着していることに気づき、昆虫博士に調査を依頼。
すると、一部の虫が、ロッキー山脈という西側にしか生息しない虫である事が判明したのです!!
このことにより、このレンタカーでカルフォルニア州に行ったという事が証明され、ビンセントが一家5人を殺害した犯人であるという事が判明し、アリバイの謎を完全に解く事ができたのです。
2003年アメリカ・ハーパー一家5人殺害事件の犯人ビンセントのその後
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警察の執念により得られた多くの物的証拠から、ビンセントは有罪になりました。
裁判では死刑が確定。
ビンセントは身勝手な理由で、家族を殺害してしまう最悪の殺人鬼として、報道されたそうです。
以上が、完璧に見えたアリバイの謎でした。
いかがでしたか?
警察の執念もすごいですが、自分勝手な理由で計画的に家族を殺すなんて最悪ですね。
亡くなった家族が戻るわけではありませんが、日頃、恐怖でしかない虫、虫のお陰で犯人がちゃんと特定されてよかったです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。