近藤さんです。
今回は、2020年10月21日(水)ワールド極限ミステリーにて、面白そうな事件が紹介されます。
それがこちら!!
番組内容
誘拐犯はなんと連続殺人犯!シリアルキラーに監禁された17歳美少女は天涯孤独の壮絶人生だった…自力で脱出するしかない!凶悪犯から逃げるため少女が計画した驚きの心理作戦とは?
引用元:https://tv.yahoo.co.jp/program/77983266/
気になるのが
・この17歳天才美少女の天涯孤独の人生はどんなもの?
・自力で脱出したその方法は?
・驚きの心理作戦ってどんなの?
・その後の現在のこの少女の人生はどんな感じなんだろう?
というところです。
当日ゆっくり見ることができそうにないので、事前にこの事件について調べてまとめてみました!
ネタバレになってしまいますが、気になる人や、見逃した方などよかったら最後までご覧ください。
目次
17歳天才少女アンスルティvs連続殺人犯誘拐事件のはじまり【ワールド極限ミステリー】
事件が起きたのは、2001年4月6日。
17歳の少女アン・スルティはアメリカのネブラスカ州カーニーにあるヒルトップモールというショッピングモールに出かけました。
駐車場に車を停め、店内に向かって歩いて行く時、急に銃を突きつけられて無理やりアンを車に乗せました。
とっさにアンは、助手席側から車のドアを開けて、降りて逃げようとします。
しかし犯人に何度も殴られてしまい、再度車の中へと押し込まれてしまいます。
その現場は多くの人に目撃されていたので、見ていた人が通報しましたが犯人はそのまま逃走してしまいました。
17歳天才少女アンスルティvs連続殺人犯誘拐事件の心理戦①【ワールド極限ミステリー】
アンを誘拐して逃走している犯人は、アンは家族ではなく友達に
「数日間休暇で友人と旅行に行く」
と電話をするように命じました。
ここから天才少女アンと犯人の心理戦が始まります。
友人へ電話をするように命じられたアンは、ここで
友達ではなく家族に電話をします。
そして
「エレインをお願いします」
と言ったのです。
エレインとは、アンの母親の名前で、電話をもらった家族が不審に思うようにしたのです。
(ほんとすごいですよね!こんな状況でなかなか思いつきません!!)
そうして、しばらく友達と話しているように電話で会話をし、電話を切りました。
しかし、こっそり電話を聞いていた犯人は「旅行」の話をしなかったことで激しく怒りを表します。
そしてまた違う友人に電話をするように命令するのですが、その友人がアンの居場所を聞こうとしたので犯人が焦って電話を切らせたのでした。
こうして、1つ目の心理戦は、電話によってアンの周辺の人たちに何かアンが事件に巻き込まれたように装うことはできたのです。
17歳天才少女アンスルティvs連続殺人犯誘拐事件の心理戦②【ワールド極限ミステリー】
誘拐されて数日、犯人と行動を共にしながらアンは犯人をよく観察していました。
犯人がどんな目的で自分を誘拐しているのか、名前は何かなどを探ろうとしていました。
そうやって情報を聞き出して、常に警察へ連絡するチャンスを伺っていたのです。
犯人の車を盗んでは乗り換えていること、アンを暴行した(性的な暴行も何度も行なっていたそうです)証拠を燃やしているところなどをよく観察し、アンはついに犯人が指名手配中の殺人犯で、逃亡のために自分を誘拐したことを掴むのです。
そこで、アンは、証拠をなんとしても残していくことを考えるのです。
17歳天才少女アンスルティvs連続殺人犯誘拐事件の心理戦③【ワールド極限ミステリー】
犯人の目的が分かったアンは、誘拐されている間に様々な証拠を残そうと考えます。
行く先々で、自分がいた証拠を残していくのです。
とある小屋では自分のイニシャルである「A.S」という文字を残しました。
さらには「HELP(助けて)」という文字も書き残します。
もっとすごいのが、自分の下着をキッチンのゴミ箱に残すこともしました。
ただの下着ではありません。
犯人に強姦された時の下着です。
そう、アンはそのようなものを残すことで犯人のDNAなど証拠が残るであろうと考えたのです。
証拠を残さないようにする犯人と、自分がいた証拠を残すアンの心理戦なのです。
17歳天才少女アンスルティvs連続殺人犯誘拐事件の心理戦④【ワールド極限ミステリー】
さらにアンは、犯人が小屋を物色している最中に、その小屋にあった電話を見つけまた行動に出ます。
ラジオをかけてバレないように音を出しながら、警察に電話したのです。
しかし、それはすぐに犯人に見つかってしまいます。
もちろんアンは、電話はバレてしまうことはわかっていたのかもれません。
がしかし、警察が逆探知をしていることを予想しての電話だったのです。
(実際に警察はここで逆探知に成功していたのです!)
17歳天才少女アンスルティvs連続殺人犯誘拐事件の結末【ワールド極限ミステリー】
そうして、犯人にバレないように自分がいた証拠を残してきたアン。
逃亡生活の5日目にアンはテレビのニュースで現在逃亡に使っている車を警察が捜索していることを知ります。
そして、隣人がその車に気づき、警察に通報するのです。
警察に包囲された犯人は、最後まで抵抗を行いました。
時間にして、なんと8時間。
しかし、ここでもアンは天才ぶりを発揮するのです。
アンは犯人に「自分は味方だ」と告げ、犯人の要求を聞き出します。
犯人は「まだ死にたくない」と言い、警察とアンが交渉をして、逮捕となったのです。
なんとすごい少女なのでしょうか。
自分がいつ殺されるかわからない、酷い暴行を受けながらも、何度も行動に出て、実際に事件解決まで導いていく。
さらには犯人逮捕の交渉までも自分で行う。
ただただ怯えるだけ、希望なんてもてないのが普通だと思うのに、最後まで希望をもち、行動を起こし続けました。
勇気だけじゃない、本当に賢く素晴らしい方なんだなと思いました。
連続殺人犯トニーザッパのその後(顔画像)【ワールド極限ミステリー】
出典元:https://www.cbsnews.com/news/abducted-girl-returns-home/
この誘拐事件の犯人はトニー・ザッパと知られる凶悪な犯罪者で別名アンソニー・スティーブン・ライトと言われていました。
なんとこのトニーザッパはミネソタ、ウィスコンシン、アイオワ州から指名手配を受けているほどの人物で、機関銃の保有、強盗、盗難、殺人などの容疑がかかっていました。
さらに裁判では、アンの供述や残した証拠が決め手となり、終身刑になりました。
写真の左上の男性が、トニーザッパ、バックの小屋が実際の現場ではないかと思われます。
アメリカ17歳天才少女のその後の人生現在は?【ワールド極限ミステリー】
犯人から解放後、アンはすぐに病院へと搬送され軽い怪我を処置してもらう程度で大事には至りませんでした。
そして、現在は、エンジニアのお仕事をしているそうです。
誘拐事件の被害者として、心には大きな傷をおったとは思うのですが、どんな状況でも冷静に行動している得意や強みを活かしてお仕事に就いているようで安心しました。